「わかりやすく」「心」のことを伝えるようになった原点
私(ヤベ)は、子どもの頃勉強が得意ではありませんでした。
その中でも特に社会の授業が苦手でした。当時の社会の授業といえば、何年に誰が何をした。それを●●と呼ぶというのを暗記することだけを求められました。はっきり言って、それを覚える意味がわかりませんでした。
子どもながらに思ったことがありました。
小学校5年生のある日の社会の授業がこれまでにないくらいわからなかったんです。その「わからなかった」時、少年はこう思いました。
「どうしてそんなわかりにくい言い方をするんだろう。
自分だったらもっと簡単にわかるように言うな。」
難しい言葉遣いや表現に疑問を抱きました。それもそのはず、私は国語の成績がとても悪く、まさに「言葉が理解できない」少年だったのです。言っていることがわからない。だから、理解したくても全く頭に入ってこないのです。勉強は本当に苦戦していました。
言葉が苦手な少年は、授業だけでなく、自分の伝えたいことが伝わらないというもう一つの壁にも度々出くわしていました。
人の言っていることが理解できない。自分の伝えたいことが伝わらない。そんなもどかしさとともに成長してきました。
この小学生の時の自分にわかりやすく教えて欲しいという思いが原点となり、
10才の子にもわかるように伝える(説明する)というスタイルをとるようになりました。
そんな中、就職した学習塾で最初に担当することになったのは国語の授業。高校の時に国語の苦手さは克服していたものの、塾で国語が苦手な子を目にした時、あの頃の自分と同じだと感じました。
私は、難しい文章をいかに簡単に、言葉が理解しづらい子にでも理解できるように伝えるのかに重点を置くようになっていました。子どもたちからは、とにかく「わかりやすい」といつも言ってもらっていました。
それからも様々な場面で「いかに相手にわかるように伝えるか」を大事にしながら、講師業をさせていただきました。
その後、心のこと、脳科学のことを探求する中で様々な学びをしてきました。しかし、そこでも「言葉の壁」にたくさんぶち当たりました。
何か凄そうなことを学んでいる気分にはなるのですが、一体それがなんなのかを簡単にわかりやすく説明するものになかなか出会いませんでした。
学習塾の講師を業にしていた私は、いつも自分が経験したことを小4、つまり「10才の子に伝えるとしたらどう言うだろう」という視点で、アウトプットすることを前提に学んでいました。
その甲斐あってか、心理や脳科学といった一見難しそうな分野も10才の子どもたちにでも体感してもらえるようにアウトプットする術を身につけていきました。
時代の変化とともにメンタル、マインドセット、メンタルヘルスと様々な言葉が飛び交っていますが、それらは結局は心の健康状態を高める分野です。
どうして心の健康状態を高めるのかといえば、
それがパフォーマンスを上げるということがわかっているからです。
誰でもわかっています。
「やる気があればもっと成果を出せる」
「元気があれば何でもできる」
「気力があればやり切れる」
「根気があれば続けられる」
「自己肯定感が高ければもっと自分を表現出来る」
誰でもわかっています。頭では。
でも、実際はどうでしょう。 深刻な日本の自殺者数の問題。 近隣諸国や欧米諸国との子どもたちの自己肯定感の格差。 日本のメンタル状態は決していいとは言えません。
私は、学びと経験と研究から、心のメカニズムを10才の子どもにでもわかるように簡単にまとめ、わかりやすくお伝えさせていただいています。お母さんの受講者が多いのもこうした分かりやすさが背景にあると思います。
今自分の身に起きていること。
自分の心の中で起こっていること。
人間関係。お金。夢。子育てなどの事象。
それらがおもしろいほど心と密接につながっていることがわかったんです。
私は、心の紐解き師として、からまった心の紐を解き、いわゆる「本来の自分」「なりたい自分」へとお連れするサポートをさせていただいています。
そして、誰でも心の紐解きはできるということをお伝えしたく、同じような志の方に、その独自メソッドを伝授しています。また、そのメソッドを、お母さん向け、子ども向け、企業向け、スポーツ指導者向け、選手向けなどにカスタマイズして講座や研修、動画などで提供しています。
今でこそ、心のモヤモヤが晴れない人の心の通訳をしてスッキリするお手伝いをさせていただいていますが、そもそもどうしてこの道に進んだのかといえば、何より自分自身が昔は相当なマイナス思考だったからです。
どのくらいマイナス思考だったかといえば、ある日街中を歩いていて、誰とも知らない2人組がこんな会話をしていました。
「あいつ、まじウザいよな。」
「ホント、ホント。ウザすぎ。」
すると私は、その人たちの顔を見ようとするまでもなく、目線を確認するまでもなく、はたまた会話の前後関係も疑わず、
ただ・・・「あぁ、またボクのことを言われてる」と深刻に思っていました。誰かもしらない会ったこともない人の会話です。今では考えられません。
マイナス思考が行き過ぎると、視野が狭くなり、ここまで被害妄想的になり、勝手に落ち込んでしまうんだという経験をしました。
こんな調子ですから、夢も希望も自信もない、夢や目標などとは全く無縁な小心者でした。しかし、そんな状態だったからこそ湧いていた疑問がありました。
「こんな自分なんて大嫌い。」
「なんでこんな自分になっちゃったんだろう。」
そこから心の探求が始まりました。
「なんでこんな自分(自信のない、マイナス思考の自分)になっちゃったんだろう。」
そう自分に質問するとどんな答えが返ってくると思いますか?
そうです。こんな自分になってしまった原因です。
自分が最悪である理由です。
原因がわかると人は安心すると言われますが、私はさらに落ち込みました。
こんな状態の自分は、暗くなり、周りを見る視野がなくなり、人との関係性を閉ざし、どうしたいのか、どうしていいか自分でも全くわからない状態になっていきました。
そして、自ら命を絶とうというところまで自分を追い込んだんです。
今こうして生きているので、なんとか免れたのですが、この時のことを思い返すと本当に哀れでなりません。
私は、さらに心に興味を持ちました。そんな時ある疑問が湧いてきたのです。
自分はこんなマイナスな思考なのに
プラス思考な人がいるのはなぜなんだろう?
どうしたらそうなれるんだろう?
何が自分と違うんだろう?
それがわかったらプラス思考になれるかもしれない。
そんな淡い期待を持って学びを始めることになります。
最初のうちは、本を読み漁っていきました。プラス思考になる、心が強くなるというものはとにかくかたっぱしから読んで試しました。
身についたものとそうでないものがありますが、継続は力なりで、だんだんプラスの考えを持つことができるようになってきました。
それから本だけでなく、講演や講座、研修や資格の取得などさらに学びは続きます。当然すべては実践して身につけるためにやっているので、学んだことはかたっぱしからやってみます。
その間も幾多の浮き沈みを経験しましたが、
この経験の中で、心のメカニズムがだんだんわかってきました。
心のメカニズムというのは、心の状態と結果の因果関係です。
結果というのは、成果だったり、今起きている人生のことです。
例えば、夢が叶う、目標が達成するというのは、結果・成果です。これに心の状態が密接に関係しているということです。
「夢の実現」「目標達成」について説く先人たち、リーダーたちの発言には、多くの共通点があることを発見しました。
「うまくいっている人」「成功する人」にも多くの共通点があることがわかりました。
私はこれまで学習塾の室長として、マネージャーとして、講師として無数の親子の相談に乗ってきました。結構突っ込んだ家庭の事情や家族関係の悩みもたくさん携わらせていただいてきました。今では、本当に多様な悩み相談をカウンセラーとしてお受けしています。
自分自身の悩み解決はずっと続けてきたのですが、そうしたお客さんの数多くの「悩み解決」に携わる中で、悩みを持つ人にも、解決できるパターンにも、多くの共通点があることがわかりました。
長い年月のこうした探求で、それらの共通点は再現性のある(誰でもできる)ものが多々あるということを知りました。
そして、最初に本を読み始めた時から続けていることですが、自分自身が実践、体感してきたことで次のことに確信を得ました。
●人は皆、思った通りの人生を生きている
●悩みは才能に変わる
●頭と心は違う動きをしている
●結果は行動によって作られ、行動はイメージによって作られる
そしてそこから導き出されたさらなる法則(共通点の共通点)こそが、心のメカニズムであり、私がお伝えしている内容です。
人生のどん底から、希望に満ち溢れた自分へ
それを経験した私がお伝えしているのは
『自分で自分を幸せにする方法』です。
何かすごいことを成し遂げなくて大丈夫
何者かにならなくて大丈夫
「こんな自分になりたい」という思いを形にするだけ
見方が変わると、人生が変わります。
心の紐解き師
やべゆうき